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Early1900s～Musa-Shiya Maker Shirts

BY tsukasa kanamaru | 2014-02-21 06:54:22 | Shirts [その他シャツ]

1904年創業の老舗ムサシヤ呉服店。

当時は生地の量り売りやオーダーメイドのシャツの仕立て等もやっていたと言われています。

1905年に創業者の宮本長太郎が他界したことにより、その後長男の孝一郎が継ぐことになります。

宮本孝一郎だと思われる人が入っているタグ。特徴的なので分かり易いと思います。

1920年当時、孝一郎のミスで会社が生地を大量に余らせることになったが、起死回生を狙って載せたホノルルの新聞広告のお蔭で、一躍人気店となったそうです。

その後日本で初めてハワイアンシャツを作った人としてデューク・カハナモクらと共に後世に語り継がれるようになります。

ムサシヤが新聞広告に載せた文章で僕自身も心に残った部分があります。

「ムサシヤ・ザ・シャツメーカーは、衣料品を売るだけでなく、春到来のお知らせをさせていただきます。ああ、なんと美しい春でしょう。
英国のシャツ地が到着しました。春の穏やかな足音が聞こえますが、ハワイは冬が静かに去っていくのもほとんどわかりません。でも、胸の内は違うのです。仕事以外のことをするのがとても楽しくなり、恋人にもおおらかな気持ちになれます。
なんて不思議な天候なのでしょう。当然、新しいシャツが欲しくなるのです。」

このちぐはぐな文章ですが、どこか人情味あるところも人気の理由だったのかもしれません。

現在ムサシヤのシャツの現存数はかなり少なく、僕自身も数枚程度しか見た時がありません。

お持ちの方は是非見せてください。

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