ああスウェットや、スウェットや。
ここ最近、気付いた時には袖を通しているスウェットちゃん。
スウェットひとつとってみても生地、シルエット、雰囲気まで、
ひとつひとつがまるで違うのがおもしろい!
スウェット好き、アメカジ好きな方に是非おさえていただきたいのがこちらです。
改めて触れてみたらやっぱり良かったので、皆様にも触れていただけたら嬉しく思います。
スウェットの世界ってほんと凄いし、奥深いんです。
ChampionやRussell等を筆頭に、これだけ色々なブランドのスウェットを見てきても、
それでもまだ見た時の無いブランドなんて沢山あります。
本日ご紹介するのはAKOM(アコムもしくはエーコムって呼ぶ人もいたな~)
古着の世界では圧倒的に球数が少ないスウェットブランドとして知られるAKOM。
僕も当時18歳頃だったでしょうか。
よく通っていた古着屋さんのスタッフに教えていただいて知ったのを覚えています。
そして今日紹介するのはごく一般的な無地のスウェットパーカー。
168㎝55kgのモデルでご覧のサイズ感。
AKOMのスウェット類はもともとのサイズ感が小さ目になっているのか、サイズが大きい物は本当に出て来ません。
こちらは身幅は十分にありますが、着丈が多少短めな印象。
特別縮んでいる感じはしませんが、スチームを当てながら引っ張るともう少し丈は調節出来そうです。
そしてここからが古着好きな方ならわかっていただけそうな個人的自己満足ポイントです。
上の写真はよくあるスウェットパーカー。
首元は無論詰まっています。
でもこちらのAKOMは首チョンパ(ぶった切りのことです。)
それにより、首元のシルエットが適度に開いて、古着らしいラフさが生まれています。
良い感じのボロさ加減です。
そしてそして・・・
アメカジ好きな人って基本重ね着も好きみたいなそんな感覚。
特に色合わせとか意識しないで何色かインナーを重ねて、
一番上に一張羅を纏う。
なんかこのこなれ感はこういったアイテムで作るってよりも、
自然と格好よく見えてしまったね~!くらいがとても好き。
だってあくまで自然なんですもん。
Vintageスウェットらしいこの着丈が前後で違っちゃうくらいの感じとかね。
サーマルはモデル私物ですが、このでろんでろんな感じも含めて好き。
ここまで来ると頭大丈夫ですか?って言われそう。
でもこの完璧な状態を求めてないところが古着のスウェットらしい素敵ポイント。
表地は裏起毛のコットンですが、
裏地はよく接結カットソーなんかに見られるTHE裏地的なカットソー地。
そんなダブルフェイスだからこそ着心地が良いに決まってます。
単にダブルフェイスのパーカーと言っても、
まさにAKOMのパーカーにしか出せない着心地がそこにはあります。
極め付けはこのポケットのパイピング。
この斜めにスラッシュしたポケットはAKOMならでは。
PILGRIM等でも同年代で出していますが、AKOMがオリジナル。
ここまでですでに満足満腹あめあられです。
ディテールって勿論洋服には存在しますが、
散々ディテール説明しましたが、そんなウンチク抜きで単純に服として着て格好いいので、
袖を通した時のある方も無い方も是非手に取っていただきたいです。
Vintageの501XXがこれでしかないと言うように、
AKOMのパーカーもこれでしかないと思ってます。
春はパーカーが使えますよっ!!!