こんにちは。
上西のBLOGのお時間です。
今日はすっごくオススメのフライトパンツをご紹介します。
1945年製 A-11-A
BEN GREENHOLTZ & CO製
W30
A-11-Aはアメリカ空軍で採用されていたB-15Aフライトジャケットと対になるフライトパンツです。
M-51やM-65など定番のミリタリーパンツと異なるのはサスペンダーの吊るしで穿くことと、
B-15Aと同じく裏地がアルパカライナーになっている点です。
見た目のデザインは直球で格好いいので、ひとまず着用をご覧ください。
身長175㎝痩せ型のスタッフが着用してご覧のサイズです。
サイズ表記は30。
W30インチです。
W30までの方で、身長170㎝~175㎝くらいの方でしたら問題ないサイズでしょう。
裾にZIPとリブが付いていますが、さすがにドローコードよりは絞れないので、
身長170㎝以下の方は少し着用が難しいサイズかもしれません。
なんだこれ?と思った方、いらっしゃるかもしれません。
そうです。
フライトパンツなので、各ディテールはゴツゴツしてていかにもなゴツさです。
それでいて分厚いです。
なので正直、万人にはオススメ致しませんが、
反面、このパンツを見て格好いいと思った方。
是非オススメです。
その直感で穿いていただきたいパンツでございます。
※というのもこのパンツは穿こうと思っても穿けるコンディションの個体がそう出てこないんです。
B-15AやA-11-Aはアルパカライナーを使用しているので、
経年でアルパカヘアが抜け落ちてしまっているものや
ZIPがアルミとブラスを使用しているうちのアルミの方が酸化でダメになってしまっていたり。
勿論サスペンダーボタンの割れやレザーの硬化はあたりまえにあります。
ですが・・・
本日紹介の個体はそんな心配は皆無です。
勿論デッドストックではありませんが、
美しいと心から思える状態の良さをキープしています。
ウエスト部付近に僅かなダメージはありますが、トータルで見ても今まで自身で見た
A-11-Aの中で一番のコンディションだと断言できます。
(この上となると酸化の少ない、極めて保存状態の良いデッド以外ありえませんが、
デッドだともったいなくて穿けないと思う方、
これでしたら状態にこだわって穿くのにぴったりだと思いますよ。)
各パーツの詳細写真も掲載していますが、
かなり綺麗なのがお判りいただけますかね?
ZIPは見えにくいですが、
大戦期の丸穴タイプのTALONとCONMER。ベル型CONMERの3種を使用しています。
裾から腿にかけて付くZIPは歯の形状を見てもCONMER製かと思いますが、刻印はございません。
いずれのパーツも遜色なくスムーズな稼働です。
勿論、サスペンダーボタンを取り付けるためのレザーパーツも硬化はありません。
諄いようですが、実際に穿いて格好いい
ミリタリーパンツですから、
オーバーオール感覚で普段着に取り入れてみてくださいね。
インナーにセーターやスウェットなどをタックインして。
もしくはサスペンダー上に大きめリバースウィーブなどをざっくり着て。
そんな着こなしがオススメです。