ピカソです。
誰もが知っているであろう芸術家ピカソ。
彼がどんな絵を描く芸術家か、”ピカソ”と名前を聞いただけでわかるよね。
あの多視点描画、一度見ればあのインパクトですもの、決して忘れはしません。
でもね、ここで一つこの問題をとり上げたい。
作風がかわりすぎ問題
ほらこのTシャツ、
一目でこの絵がピカソとわかる。
ピカソ、91歳まで生きた人なんだけど、
ずっとこんなデッサンが狂ったような絵を描いてきたんじゃないのよ。
こういう作風になったのは彼が割といい歳になってから。
ピカソの作風はころころ変わってきた。
その変化ごとに”〇〇の時代”と名前が付けられている。
・青の時代(1901~1904年)
親友の自殺が衝撃的だったみたいで
暗青色を基調に娼婦や乞食、盲人など不幸な人の絵を描きまくっていた時期。
・ばら色の時代(1904~1907年)
恋人が出来た事により明るい色調でサーカスの芸人や家族、兄弟、少年・少女を描いていた時期。
・アフリカ彫刻の時代(1907~1908年)
アビニヨンの娘たち(この絵有名!)
・セザンヌ的キュビスムの時代(1909年)
旅先でビビッときた景色を描きまくるピカソ。
・分析的キュビスムの時代(1909~1912年)
或るモチーフを徹底的に分解し、禁欲的で抽象的な作風の時期。
ここまでで10年ちょっと。
ころころ変わり過ぎっしょ!!!どんだけ!!!
はい、まだまだありますよ~。
・総合的キュビスムの時代(1912~1918年)
装飾性、色彩の豊かさが特徴。
新聞をキャンバスに張り付けたりとコラージュ技法を始める!
・新古典主義の時代(1918~1925年)
母子像が多い。
やばい・・・多すぎて飽きてきた・・・
・シュルレアリスムの時代(1925~1936年)
化け物のようなイメージが描かれた時期。
奥さんとうまくいかない不安定な感じが作品に反映されてるらしいっす。
・ゲルニカの時代(1937年)
はい!これは絶対教科書で見た事あるやつ!
コンドル軍団のゲルニカ爆撃を非難した大作”ゲルニカ”
第二次大戦中フランスがドイツ軍に制圧されている時、ピカソはドイツ軍人にこう聞かれたの。
「あの絵を描いたのはお前か?」って。
ピカソはこう言うの。
「あの絵を描いたのはお前たちだ」
ピカソ・・・かっこいいな・・・
・晩年の時代(1968~1973年)
油彩・水彩・クレヨンなどを使用し、カラフル且つ激しい絵を描いていた。
自画像が多い。
ね?変わり過ぎでしょ?どんだけ~?!と思わずツッコみたくなる。
実際に絵を見てみるとどれも全然違う作風です。
元々はものすごく絵が上手いピカソ。
ピカソのとーちゃん、絵描きだったらしいのだけど、
8歳の息子にリンゴ描いてみろって渡したら
あまりのうまさにとーちゃん、画家、やめた。
あとね、ピカソは仕事している時以外一人でいるのが嫌だったらしい。
その為か女をとっかえひっかえ。
結婚したかと思えばソッコー愛人作ったり、
離婚してはすぐに恋人作って愛人作って・・・
結構酷いこともしているし。
も~女の敵ですね。
そして1911年にはルーヴル美術館からダ・ヴィンチのモナリザ盗んだ容疑者の一人として逮捕されてる。
(一週間で釈放されたけど)
更には1944年から死ぬまでフランス共産党員やってたり、
無類の鳩好きで、奥さんさえ入れないアトリエに鳩は入れていたそう。
ピカソの絵、特別好きではないのですが、
調べてみたらピカソって面白いな。
それにしても女性関係の多さにはちょっとねぇ・・・
ビッグな人はこうなるの?
あれ、なんの話したかったんだろう・・・