こんにちワンツーパンチからのクロスカウンター!からのひでぶ~
こんにちは。上西です。
古着屋さんで見かけるアイテム、ウールシャツ等でも有名な
「Pendelton(ペンドルトン)」
お客様の中でもペンドルって呼び方が定着していると思うので、
耳馴染みも良いですかね!?
実はブランドの歴史は古く、
1863年が創設ですって。
へえ~~~!って感じですが、まあかなり古くからの歴史があるブランドなんですね。
実際に古着屋さんで見かけるもので古いものだと1910年代や1920年代の
ペンドルトンが見つかりますが、リアルなプライスを飛び越えて高い・・・。(笑)
中にはウン十万なんてのも(汗)
今日はリアルなプライスの範囲内で、
普段着に落とし込めるペンドルトンのシャツを、
年代ごとのディテールも含めて紹介します。
まずはこちら。
こちらは今日紹介する中では一番古い1930~40年代初頭頃のモデルです。
これがタグです。
後年のモデルに比べてサテンの質感がつるんとしていて、
見た目もギラッとしています。
あくまでニュアンスなんで・・・(笑)
ここからはディテールがわかりやすいですかね!?
ポケットのフラップが掛けボタンで、
形状が5角形のホームベース形です。
ボタンも50年代頃に見る樹脂系の材質に近いのですが、
フロントがくっきりと凹みが入るデザインです。
この年代全てがこれとは言い切れませんが、
このデザインのボタンが使われているものが、
今まで確認した中だと多いです。
襟は補強のジグザグ縫いが入り、
前立て裏には裏地のサテンと同素材の当て布がつきます。
※ドレスシャツ等も同様にこの当て布がつく仕様がありますが、
生地がガーゼだったり、前立て片方のみに補強がついたり、
個体により様々な変化があります。
特に古いものは生地感等、ウールの雰囲気もそうですが、
ヴィンテージならではのディテールで楽しめるのがポイントですね。
で、お次。
こちらは50年代に多くみられるディテールを持った一着。
単純に良い色。(笑)
デザインの凄く細かいところを言うとキリが無いですが、
これがタグ。
ポケットがフラップ付き、そして、
襟が袋襟という袋状になった作りになっています。
この袋フラップ、袋襟はこの当時にほとんどが確認出来ます。
これも50年代らしいボタン。
フロントに向かって陥没していく、樹脂系のボタンです。
ボタンの色はペンドルトンの場合、シャツのメイン生地に合わせた色がつくことが多いです。
で、こちらは肩まわりについていた洗濯表記のタグ。
なんと1960年のコピーライトが確認出来ますよ!
このディテールって古着屋さんのスタッフさんや、古着好きの多くの人が
50年代。
それは50sでしょう!
50。
と製造年を聞かれたら、
50年代と回答する方がほとんどなハズ。
一部このように60年代に突入しているのに、
ディテールは50sだったり。
この個体はコピーライトがあるので判別できますが、
そういうちょっとしたディテールが移り変わる過渡期のことも考えつつ
古着を見るのもまた楽しです。
これ以上長く記入すると、BLOGの生地が消えてしまうので、
その2を書かせていただきます。(笑)
その1で紹介したシャツのWEBショップは下記よりご覧ください。
UPされていないものは近日UPされます。